2010年11月27日土曜日

伊達政宗 記(3) 伊達家



 伊達家は古くからの名家であり、その歴史は平安時代にまで遡る(さかのぼる)。 

 平安時代末期には、既に「伊達」という武将が存在し、鎌倉時代 源頼朝の領地図の中にも「伊達」という武将の領地が記されている。
 名に関しては、ここ数代の将軍より一字許されてさえいた。



 伊達稙宗 足利義稙
 伊達晴宗 足利義晴
 伊達輝宗 足利義輝


 伊達家 第十六代当主 輝宗(てるむね)の長男として政宗は生まれるが、「政宗」という名は伊達家中興の祖(ちゅうこうのそ)といわれる室町時代の第九代当主 政宗からあやかった名だ。
 父輝宗が込めた政宗への期待は、計り知れないものがあったようだ。

 政宗の幼名「梵天丸」(ぼんてんまる)。十一歳の元服の時に「政宗」を貰い受ける。
 以下、簡単な年表を記す。

 ■ 五歳 右目消失 病名:天然痘(てんねんとう)
 ■十一歳 元服 名を「政宗」へ
 ■十三歳 結婚(政略結婚)
 ■十六歳 初陣
 ■十八歳 家督相続 伊達家 第十七代当主となる


 この十六歳という時期での初陣は、戦国時代の中にあって本当に、本当に慎重であり適宜に当たっている時期だった。。。


※画像:伊達家 家紋 竹に雀

※余談:仙台名産「笹かまぼこ」の名前の由来は
    この家紋からきている。



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