2010年4月25日日曜日

カット5 この歌詞はいい!『羽ばたけ楽天イーグルス』 の馬上少年過

 Kスタでも西武ドームでも聞いた歌。

 ずっといいな~と思ってて、「杜の都~」ってフレーズが頭ん中にあってYoutubeで探して聞いてみました。

  
『羽ばたけ楽天イーグルス』

 それで歌詞も調べてみたら、何といい歌詞!!

  
『羽ばたけ楽天イーグルス : 楽天イーグルス公式球団歌』

 特にいいなと思ったのは
 
   三日月背負いし 少年よ 今こそ馬上に よみがえれ

 という部分。


 伊達政宗のこと歌ってる!!
 これは、政宗の詠んだ漢詩を知らないと、気付かないと思う。
 肖像画の左上に書いてある、晩年の心境を詠ん漢詩。




  馬上少年過(馬上少年過ぐ)
  世平白髪多(世平らかにして白髪多し)
  残躯天所赦(残躯天の赦す所)
  不楽是如何(楽しまずんば是如何 ※楽しまず是如何に)

 (馬に乗り戦場を駆け抜けて少年時代は過ぎた。世は泰平になり自分にも白髪が増えた。天に与えられた余生が残ってはいるが、これを楽しまずしてどうしようか。)

 この漢詩の四句目には、実はもう一つの解釈が出来、「楽しまず是如何に」(楽しいとは思えないのはどうしたことか)、と全く違う2通りの解釈ができてしまう。

 僕は、政宗が両方の受取り方を、これを読む後世の私達に託したのではないかと思ってしまいます。


 最初の『馬上少年過ぐ(ばじょう しょうねん すぐ)』のインパクトの強さと、最後の二通りの解釈が、とても印象に残り情緒豊かな文章だな、と思ってしまいます。
 戦国末期から江戸時代初期を生き抜いた、英傑の余韻を感じます。



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